面白くて眠れなくなる社会学
今日は橋爪大三著作の「面白くて眠れなくなる社会学」
という本を紹介します。
わたし、面白くて~シリーズの本が好きです。
そんなシリーズがあるのかと思われる方は
一度検索してみてくださいな。
さて、この面白くてシリーズは
・専門家でなくてもわかりやすい
・広く浅く面白い
・すぐにでも使えるような小話が多い
という特徴があります。
読書を楽しく、さらに、自分の知識の糧になるように
読みたいという人にはおすすめです。
では、今回読んだ社会学について書きます。
社会ときくと、歴史?公民?地理?政治?
といったことを想像される方も多いのではないでしょうか。
社会学はそういった体系的なものではないんです。
これは、言葉では言い表しにくいのですが
「わたしたちが暮らしている世界に当たり前にある
そのようなものをもう一度、価値付けしていこう」
これでもぴんとこないかも、
橋爪さんは社会学のテーマとして以下のものをあげています
言語 戦争 貨幣 家族 性
例えば 家族であれば
家族ってどんなものか考えていくんです。
「家族があるのは、人類(ヒト)の特徴です」(p108)
さるの世界では、さるの群れ全体が家族です。
しかし、人間は父、母、子供などの
人が集まって家族を形成します。
そして、家族は生計を共にします
食料、時間、睡眠など
生きるための活動を共にする集団です。
つまり、社会学ではこういったそもそも
家族とは?といった部分を分析し、パターンを見出し
現在の社会問題に結び付けていく学問なのです。
また、貨幣についても一言
貨幣=お金、お金の起源をしっていますか?
それは、貝です。ものを買ったり、売ったり
するときに、そのものを貝何個分と考えて
商売をしていました。
だからこそ、お金に関係する言葉には
貝という文字がついています。
買う 貨幣など
何の気なしに洋服や本を買っているかもしれません
しかし、この買うというシステムがあることに不思議を感じませんか。
きっと、それは人類の営みの結果なのです。
まとめると
社会の当たり前をもう一度、考えてみよう。
これが社会学です。
当たり前の中に、不思議や気づきを見出せるようになると
世界の捉え方が変わってきますよ。
では、一日おつかれさまでした。。